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可動収納家具(造作)
可動収納家具(造作)

本プロジェクトは、兵庫県神戸市にある集合住宅の一室のリノベーションである。

オーナーはデザイナーに依頼するのは初の試みであったそうだが、なにしろ使い勝手に困る異形のワンルーム空間を最小限のコストで最大限に空間を活用できないかというのが最初の要望であった。

まず現場を見て、我々が感じた既存のプランへの課題は、動線空間の比率が全体の空間に対して比重が大きいことであった。

玄関や水回りの為だけとして機能していた動線空間は採光も取れず、非衛生的な空間となっていたため、それを取っ払ってしまえば、かなり空間の設えは変化すると考えたのである。

これにより既存の間取りから押入れを引き算し、水回りや全体の仕上がりのトーンを整理してはどうか、というのが大きな計画方針である。

また、可動収納家具を造作で設えた。これにより、賃貸物件として重要となる収納空間を担保しつつ、借手にとって自由に空間のレイアウトを楽しむことができるフレキシブルなワンルーム空間となり、改修前よりも一層に多様なニーズに答えられる空間へと昇華することを実現したのである。


Service:内装設計

Location:兵庫県神戸市

Use:賃貸住宅

Total floor area:28.05㎡

Collaborator:今津修平(株式会社MuFF)、北川浩明(文化工学研究所)

Completion:2019年1月

Photo:山門久晃

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